韓国在住日本人、chame(ちゃめ)です。
私は現在、韓国で日本語教師として働いています。
日本留学試験(EJU)理系科目も担当しています!
突然ですが、「海外に興味がある!」「海外に住んでみたい!」「海外で働いてみたい!」そう思う人は多いのではないでしょうか。
私もそのうちの一人でした。
大学院時代に学会発表で海外に行く機会も多く、プライベートでも旅行が好きだったので、自然と海外で働いてみたいと思うようになっていきました。
そして、日本に近い国「韓国」には多くの魅力があります。
もともと韓国料理が好きだったり、k-popが好きな人も多いですよね。私が韓国を選んだ理由はまさに「近いから」です(笑)
もちろん、もともと興味のある国でしたが、近いというのは最大の魅力でした。
何かあっても比較的すぐに帰ってこれるというのは初めての海外での生活をするうえで安心できる要素でした。
しかし私は韓国語は全く話せませんでした。
今も生活するのがやっとです(笑)
それでも韓国で就職できた私の経験から、
➁日本語教師になるために必要なこと
➂日本語教師が発給されるE-2ビザ(会話指導ビザ)
これらについて経験をまとめていこうと思います。
日本人が韓国語を話せなくてもできる職業
そもそも日本人が韓国語を話せなくてもできる職業があるのでしょうか。
それは、ずばり、あります!!
すでにご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、それは「日本語教師」です。
現在、私も日本語教師として韓国で働いています。
そして私こそが韓国語が話せないまま就職できた日本人なのです。
日本語教師とはその名の通り、日本語を教える先生のことです。
もちろん、日本語を初めて習う生徒に日本語だけで授業を行うことは難しいですが、多くの場合、そのような初級クラスは現地の日本語が堪能な先生が担当することが多いです。
では、日本人の先生たちは何を教えるのでしょうか。
日本人の先生にしかできないことで、一番大切なことは「ネイティブの日本語を話せる」ということです。
中学校や高校の時、英語の授業にネイティブの英語の先生がいたという経験がある人は多いのではないでしょうか。
ネイティブの発音や表現に触れ合うことは、語学を学ぶ上でとても重要なことであると言われています。
つまり、日本人の先生の大きな役割の一つがネイティブの日本語教師なのです。
私はそれ以外に、日本留学試験(EJU)の授業も担当しています。
それについては、まとめた記事があるのでご覧ください。
*ここで一つ重要なことをお話ししておきます。
韓国語を話せなくてもネイティブの日本語教師として働くことは可能です。
しかし、韓国語を話せなくても別に良いと言っているわけではありません。
確かに私は韓国語を話せないまま韓国に来て就職をしました。
仕事中もほぼ日本語しか使わないため困ることはあまりありません。
しかし、韓国語が話せないと困ることが多いのも事実です。
同僚や上司にはもちろん韓国人がいます。
むしろ日本人の割合のほうが少ないのが一般的だと思います。
そのため普段の何気ない会話やコミュニケーションができないことは日々の生活の中でもストレスが大きいと思います。
そしてもう一つとても困ることがあります。
それが「韓国で生活しなければならない」ということです。
韓国で就職したのなら、当たり前だと思いますよね。そう当たり前なのです!
つまり生活するためには韓国語が必要になってくるのです。
そのため、私は韓国に来てから韓国語の勉強をせざる得なくなりました(笑)
それでもすぐには話せるようにはならないのでマイペースに勉強しています。
日本語教師になるために必要なこと
では日本語教師になるためには何が必要になってくるでしょうか。 主に募集条件となるのが以下の3つになります。
②養成講座420時間修了者
③日本語教育能力検定試験合格者
①の日本語教育専攻者、または副専攻者は大学で日本語を学んだ人ということです。
すでに他の分野の大学に通っている学生さんや卒業した方は➁の養成講座420時間を修了するか、➂の日本語教育能力検定試験に合格する必要があります。
養成講座420時間は期間は大体6ヶ月~1年で、金額は50万~60万ほどかかります。
有名どころでは、ヒューマンアカデミーやアークアカデミーなどがあります。
他にも調べるとたくさん出てくるので養成講座に通う方はぜひ自分に合った場所を見つけてください!
私は日本語教師になろうと決めた当時、理系の学生で日々研究に追われている毎日でした。
そのため養成講座に通うお金や時間の余裕はなく、大学を入りなおすことも現実的ではありませんでした。
そこで私は➂の日本語教育能力検定試験に合格することを目指し勉強を始めました。
私の場合は勉強する時間を確保することが難しかったため、2か月という短期集中で勉強しました。
合格率およそ2割の日本語教育能力検定試験にたった2か月間の独学で合格した勉強法。についても書いているのでよかったら見てください。
しかし、いざ自分一人で勉強しようとしても何から手を付けて良いのかさっぱり分かりませんでした。
何より日本語教師がどんな知識が必要で、日本語教育能力検定試験にはどのような問題が出るのか全く知らなかったからです。
どんな勉強も自分一人で一からするのは大変なことです。
そこで私はアルクの日本語教師養成プログラムを購入し勉強しました。
養成講座や大学に通う費用を考えると安いですが、当時学生だった私にとっては通信学習教材に約10万円も払うのは正直勇気がいりました。
今思えばその10万円が良いプレッシャーとなり「絶対受かってやる!」という思いにさせてくれたように思います(笑)
日本語教育能力検定試験は1年に一回、毎年10月末に行われます。
日本語教育能力検定試験については勉強方法についてはこちらをご覧ください↓
日本語教師が発給されるE-2ビザ(会話指導ビザ)
日本語教師として韓国で就職する際、E-2ビザ(会話指導ビザ)が発給されることがほとんどです。
そしてこのビザを申請する条件として4年制大学を卒業していることが挙げられます。
E2ビザは基本的に働く機関(外国語学院や企業の語学研修センターなど)から「査証発給認定書」が送られてきます。
これがあると比較的ビザの申請がスムーズにできると思います。それでも自分で用意しなくてはいけない書類があるので1~2週間くらいはかかると考えておくのが良いかと思います。
しかし最近はコロナの影響でビザの申請がなかなか進まないようです。
私はちょうどコロナが流行し始めた2020年3月に渡韓する予定でしたが、ビザの申請が1か月以上かかってしまいました。
また、渡韓できても2週間は一泊約1万円払って、韓国政府が用意したホテルで隔離期間を過ごすか、韓国に家がある人は支援物資が送られてくるので2週間各自の家で隔離期間を過ごさなければいけません。
※現在は変更されていることも多いので渡航前に確認してください。
韓国に入国してからの隔離生活については「日本人が韓国に入国して2週間隔離した話。」でまとめてあるのでよかったら見てください。
「韓国語は話せないけど韓国で働いてみたい!」という方の少しでも力になれば嬉しいです。
また、最近の記事も良かったらご覧ください↓
では今回はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
コメント
[…] これについては「日本人が韓国語を話せなくても韓国で就職する方法」で説明しているので、よかったら見てみてください。 […]
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