韓国在住日本人、chame(ちゃめ)です。
私は現在、韓国で日本語教師として働いています。
コロナウイルスが流行してからというもの、海外に簡単に行き来することは難しくなりました。
そんな中でも仕事や帰国などの理由でどうしても海外に行かなければならない人もいると思います。
私は日本語教師として、2020年4月末韓国に入国しました。
現在は少し変わっている部分があるかもしれませんが、少しでも同じような境遇の人のためになったらと思い、
➁韓国でのPCR検査
➂ソウル自宅での2週間隔離生活
④2週間隔離終了後
これらについて経験をまとめていこうと思います。また、地域や自治体によって異なることも多々あるので参考程度にしていただけたらと思います。
日本出国から韓国入国まで
まず、日本出国から韓国入国までについてお話ししています。
日本から出国するのはそこまで大変ではありませんでしたが、韓国で滞在できる家があるのかなどの確認はしっかりとされました。
もし滞在できる自宅がない場合は韓国政府が用意するホテルで1泊、約1万円支払って14日間滞在しなければいけません。
どこの宿泊施設に行くかはその時にならないとわからないため、広い部屋で快適に過ごせた方もいれば、少し不便だった方もいるそうです。
私の場合は、幸いにも日本でお世話になった韓国人の友人が家を貸してくれたため、自宅隔離をすることができました。そのため空港ではその住所を伝えました。
韓国に入国してすぐにアプリを入れました。
これはその場にいた係の韓国人の方がやってくれるため、スマホを渡しました。
名前や生年月日、パスワード番号など基本的なこと入力して完了です。
このアプリは2週間の隔離生活が終わるまで消すことはできず、毎日2回体温を入力しなければいけません。
午後は17時までに入力しなければならないのですが、最初、何時までに入力すればいいのかわからず、一度だけ時間を5分過ぎてしまい、速攻で電話がかかってきました(笑)
また、GPS機能も搭載されているのでもし規則を破って外出するとすぐにばれると思います。
アプリをインストールした後は体温チェックをしたり、出国に必要な書類を提出しました。
正直、アプリや体温チェック以外はそこまで普段の出国手続きを変わらないように感じました。むしろ外国からの入国を徹底的に警戒しているため、次にどこに行けばよいのか明確に書かれていてわかりやすかったです。
また、韓国語がわからない私があたふたしていた時、近くにいた日本人の方が助けてくれたりしました。
その後荷物を受け取り外に出ました。
本来なら空港でPCR検査を行ってから隔離場所へ移動するのですが、私が韓国についたときはすでに21時を過ぎていてPCR検査は後日ということになりました。
隔離する自宅はソウルですが、移動は専用のバスかタクシーが選べます。
しかしバスは家の前に止まるわけではないので、時間も遅くて方向音痴の私は不安でタクシーを選択しました。
ソウルの家までは90000w(約8000円)でした。
自宅の住所が書いてある紙を見せたら無事に家に到着しました。
韓国でのPCR検査
タクシーの中で何やらPCR検査を受けなければいけない、というような説明を運転手さんがしてくれたのですが私は韓国語が全然わからず、、、(笑)
スマホの充電もなくなりそうで調べることもできずに困っていたら、充電器を貸してくださり、日本語のできる友達のタクシー運転手さんに電話までしてくれました。
優しすぎて本当にありがたかったです、、、!
そして次の日にPCR検査を受けなければいけないということを理解しました。
しかも自宅から一番近い保健所に歩いて行くとのことでした。正直外に出るのはだめなんじゃないかと思っていたため、本当にいいのか?と不安に思いながら、次の日空港で教えられた保健所に行ってPCR検査を受けました。
保健所の敷地の中に小さい小屋のようなものがあり、外国人専用に少し離れた場所でPCR検査をする場所を作っているようでした。
近づいていくと、防護服を着た方が小屋から出てきてそこに置いてある紙に記入してと言われました。(正直何を言っているのか分かりませんでしたが、身振り手振りで察しました。)
記入するのは名前や生年月日、電話番号、住所、パスワード番号などです。
書き終えたらその紙を持って小屋の中に入りました。その時は私1人だったのですぐに検査をしました。長い綿棒みたいなものを鼻に差し込んで終了です。
痛いと聞いていたので緊張していましたが、一瞬「うっ」となるくらいです。
我慢はできるレベルだと思います。
2日後には結果が出ると伝えられそのまま帰宅しました。
おそらく滞在時間は10分くらいだったと思います。もし私と同じように後日PCR検査を受ける人は安心して歩いて保健所に行ってください。
しかし、寄り道は厳禁です!!家から保健所まで必ず寄り道せずに行き帰りしましょう。
ソウル自宅での2週間隔離生活
さて、PCR検査も無事終わり2週間の隔離生活について書いていきます。
自宅隔離の場合は支援物資が届くのですが、2,3日は届かなことも多いそうです。
もし何も食べるものがないという場合は非常食のようなものを準備していくのをお勧めします。
おそらく自宅が韓国にある人は家族がいたり、友達がいる場合が多いと思うので助けてもらうのも選択肢の1つだと思います。
施設隔離の場合は毎食お弁当が配布され、水などももらえるそうです。
そして届いた支援物資がこちらです↓
水2Lが6本、レトルトのお粥、スパム、ラーメン、韓国のり、ツナ缶、햇반(韓国で1番有名なサトウのごはんのようなものです。)、マスクや消毒スプレーなどをもらえました!
正直2週間これだけで生活しようとするとラーメンの日が増えそうですね(笑)ただ、このように支援物資を家まで送ってくれて本当にありがたかったです。
また、オレンジの袋が1枚入っていて、ごみはその専用の袋にすべて入れるように注意書きがありました。韓国はゴミの分別が細かいのですが、隔離生活中は全部まとめても大丈夫なようでした。
2週間は本当に家から出られないので、本を読んだり勉強したり、テレビを観たりして過ごしました。ただどうしても生活習慣が乱れていってしまい、1週間後くらいには昼に起きていました。
2週間隔離終了後
2週間隔離が終了するとアプリを消してもよいとのことでした。
ずっとGPSが起動しているからなのか、動作が遅くなり、スマホがよく熱くなってしまっていたので速攻消しました。
そしてすぐに携帯電話の契約や会社へ行ったり、引っ越しの準備に取り掛かりました。
2週間は家から出られないので自分の好きな時間に当てられますが、外に出てしなければいけない手続きができないのが少し大変でした。隔離後がとても忙しかったのを覚えています。
このように韓国では2週間の隔離生活を終えました。
これはあくまでも私の経験であり、自治体や時期が変われば色々と変わることもあると思います。
これから韓国へ行く人に少しでも不安な気持ちが軽くなればいいな、と思っています。何よりも早く自由に行き来できるような状況になることを祈っています。
では、今回はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
コメント
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